Fact or Fiction

エアプレイの魔術師びーるーむがお送りする妄想劇場

【考察】VG界における"宗教戦争"とは?? 環境アーキタイプの形成まで【雑記】

『構築は宗教』という話。

言葉としてはツイッター等でよく耳にすると思います。
"宗教"と記載すると難しいイメージがありますけど……
簡単に言うと"地域柄"みたいなものです。

同じ地域であっても別のグループ同士で調整を行っている場合
違う形になるのですが、地域が近いと大会等で目に入ったりする機会も多く
情報を得たなら試してみよう!コレの方が良いね!と展開されていきます。

ショップ大会とかフリースペースで見かけた‼とかなら地域が近い場合ですが
"関東""関西"みたいなレベルになってくると大会結果が拡散されるVGCS等が
そのお披露目の機会になってくるのでは??と思っています。

この「竜神列伝」の環境は、発売初期に関東で大会が開催され
その後は、関西や東海で多く開催されています。今後、関東も控えています。
このような流れになっています。

さて、何故この話になるかと言うと…
環境初期は"テンプレ"という構築が定まっておらず皆様手探りです。
そんな中で自分がベストだと思うものを提示し、各大会で結果を出して行きます。
ソレをリスペクト(丸コピ)して使い手が増えて行き環境構築が精査されて行きます。

それでも感覚的な所で、中身の採用枚数が微妙に異なったり
違うカードを一味加える事で動きに差を付けたりの微調整が、
今後行われて行く事になります。

 


今回の《竜神列伝》を代表するデッキと言えば

・ギアクロニクル
・ぬばたま

次点で
・シャドウパラディン
・ガウリール・ギーゼノキエル etc...

と言ったところですが
ギアクロ、ぬば、シャドパラいずれも構築が様々だと思います。

 


例えば《ぬばたま》で言うと
関東では最初の方に「忍獣 ヒガングマ」を採用したビックリデッキが登場しました。
関西の某ユーザーはソレを見てGB支配系のデッキを"普通のぬばたま"と表現しました。
やがて一次的に関東で「忍獣 ヒガングマ」のレートが上がり集めるユーザーが増えました。

個人的に「忍獣 ヒガングマ」を用いたアーキタイプは環境初期の分らない殺しを含めて
まだ固まっていない各種アーキタイプに釘を刺せると言った印象でした。
つまり、理解が進むにつれ衰退し、同時に他のアーキタイプが発展(固まる)に連れ衰退します。
考えれば分る所だと思いますが、それでもヒガングマを購入したユーザーはいるはずです。

"考えれば分る"が【真】であろうと【偽】だろうと値段は上がり、購入する人がいる。
これが"宗教"たる由縁なのだと思います。

筆者が4~5年前から新しいアーキタイプが入賞するたびに
「このデッキどうなんですか?」と聞かれた際に

1.そのデッキが今後、違う地域で流行るか。
2.そのデッキが今後、違うユーザーが使って流行るか。

この辺りを重視して判断して評価したいと散々言っております。
ただ、これは傍観者としての意見であり続く大会に参加するユーザーとしては
…まだ残っているのか、意識する必要があるのか?と観点が変わるはずです。

そういう問いに関しては
・必ず影響されて完コピするユーザーがいるので意識する必要はある。
と妥当な回答をします。


しかし、関東では「忍獣 ヒガングマ」の印象が強かっただけで
別にシェアの50%程度はドレッドマスター入りであったり"普通のGB支配"な訳です。
結局は、人の印象にどれだけ刷り込まれたか…というところ。

関東では、10000バニラを空いた枠に入れるものが並走して流行り
東海・西では「忍獣 ムソウビャッコ」4積みが終着点‼のようになりました。

大会の開催時期的に現行では中部・関西で「忍獣 ムソウビャッコ」型が
非常に強くコレが一般的な《ぬばたま》のアーキタイプとなりつつあります。
間違い無く関東でも"コレが普通"と認識され流行って行く事になると思います。

これが環境アーキタイプの形成というものです。
トリガー配分に関しても似たような事が言えますね。

今後、ここからまた微調整で代わって行くのだと思います。
《ぬばたま》に関してはプールが広くないので……
《ギアクロニクル》や《シャドウパラディン》みたいな
サーチが効くデッキでは1種1枚単位で代わって来てまた面白いと思います。

 


実際の所はどうなのか分りませんが‼

情報や流行りの流れ・発生タイミングを追ってみるのも一興です。